現在は埼玉県本庄市の「歴史民俗資料館」だ。
明治16年(1883)に地元の大工さんによって建てられた。木造とは思えない立派でおしゃれな外観。
2階バルコニー、エンタシス柱の飾りが凝っている。
説明していただいた先生によると大工さんは西洋建築を実際に見たことがないひとだったろうと云っていた。
ってことは、絵とか写真だけの知識で造ったのか…。すごいな。_φ( ̄ー ̄ )
天井の円形レリーフは葡萄の蔓だ。当時はガス灯だったのかなと思う。
じつはこちらの展示がお目当ての埴輪。
本庄市前の山古墳から出土した「笑う埴輪(盾持人物埴輪)」。笑っているよね絶対に。高さは110CMと大きい。
国宝の「桂甲武人」や「踊る人々」とか、近隣遺跡の人型埴輪は概ね無表情なのに、どうしてこんなにも表情が豊かなのだろうか…。
製作者はとてもしあわせな集落に暮らしていたようだ。